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ロシアW杯:ハリル解任から西野監督就任の是非を振り返る。

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ハリルホジッチの電撃解任という「歴史的遅すぎた解任」により、急遽バトンを受け継いだのは強化委員長として遠征にも同行することの多かった西野朗監督。

 

この交代についてはベストでもベターでもないと戦前から語ってきましたが、ロシアW杯でベスト16という結果を残したのも事実で、何より興奮する試合ぶりでした。

 

ベルギー戦の負け方は2ヶ月という期間の短さなのか、それとも日本人選手のサッカーに対する知力の問題なのか議論となりますが、終戦を迎えたいま改めて監督交代の是非と、西野監督に対する評価を語りたいと思います。

監督交代は正解だったか

ハリルホジッチの解任、これについては疑う余地もないでしょう。

ワールドカップアジア予選から不安定な戦いを繰り返し、一貫性のない選手起用や無計画な戦術は目に余るものがありました。

 

ホームでのオーストラリア戦こそ戦術の勝利と言われていますがUAEとの初戦の惨敗、イラクとの引き分け間近で山口のゴールに救われた試合、そして酒井高徳のボランチ起用。

どれも監督の力が反映された試合は見当たらず。

 

そしてE1での韓国相手の大敗、遠征試合での無力な敗戦。

チームの雰囲気を変えるには監督交代しかなかったのは明確でした。

 

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もともと日本代表監督には試合中にメッセージを送れる人物が必要だと考えていますが、ハリルホジッチにその素質はなかったと言えます。

 

試合を創造する戦略家の監督と試合中に変化を付けられる戦術家の監督。

まだまだ試合をコントロール出来ない日本に必要なのは後者ですが、ハリルホジッチは前者でした。

 

高さを活かすというメッセージをフェライニ投入によりはっきりとさせたベルギーの監督とのような戦術家の就任が待ち焦がれるところです。

西野監督は正解だったか

ベスト16という結果だけを見れば正解だと言わざるを得ません。

しかし、その戦いぶりを振り返ると果たして正解だったかどうか。

 

ハリルホジッチという選手にとって「敵」となってしまった監督を追い出して、さらに日本サポーターからの批判や期待のなさを反対に糧として団結した結果は見事。

それでも1試合1試合を見ていくと戦術の甘さ、戦略の甘さが見受けられます。

 

ロシアW杯では合計4試合を戦いましたが結果は1勝1分2敗。

開始早々に退場者を出したコロンビア戦でしか勝っておらず、ポーランドやベルギーといった強豪国には、しっかりと敗れていることからも運に恵まれた結果という見方もあるでしょう。

コロンビア戦で導いた最適解

最終のテストマッチまで全く異なるメンバーで挑むつもりだったのは明確ですが、中盤以降についてはコロンビア戦で突然とも言える最適解を導き出したのは見事でした。

 

選ばれた23人の中では「これしかない」という形を作り上げたのは西野監督の手腕と言えます。

立ち上げ当初は大島僚太がファーストチョイスでいたが、柴崎岳を本番で起用するなど采配はズバリ的中しました。

 

しかし、あくまで相手選手の退場があっての結果であり、負ける可能性を十分に含んだ試合だったといえます。

 

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本田頼みだった攻撃カード

岡崎慎司、宇佐美貴史、本田圭佑が途中交代で投入されたセネガル戦。

点を取るぞというメッセージは感じましたが、どうやって取るのかは不明確なまま。

 

宇佐美貴史は中途半端なプレーに終始し、岡崎慎司の投入で2トップ気味になった途端、チームのバランスは崩壊。

結果として攻撃カードは本田圭佑しか機能しないことが明確化された試合でした。

 

値千金の同点ゴールを上げた本田圭佑だけが期待のカードとなったのは、長丁場のワールドカップでは苦しい結果です。

 

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ブーイングがベルギー戦に影響

長谷部誠が投入された終盤から明確にビジョンを決めた日本代表。

 

ポーランドとの力負けは明らかで、攻めても得点が取れず疲弊するだけ。

さらに失点の可能性の方が高い状況では、あれしか手立てがなかったのは明確でした。

 

それを問題とするのなら、やはり勝っているとはいえすでに予選リーグ敗退が決まっており1分でも良いプレーをすべきポーランド側であり、日本はベターな選択をしたと思います。

 

問題なのは柴崎岳を先発させたこと。

6枚替えは明らかに日本の力を落とす結果となりましたが、勇気を持って休ませるべき選手だったのでないでしょうか。

 

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あの時のブーイングはベルギー戦での最後のコーナーキック

選手選考は間違いなく不正解だった

選ばれた23人の実力は間違いないと言えますが、各シチュエーションを考慮した時に正しかったかどうか。

自分は間違いなく不正解だったと思います。

 

大迫勇也と武藤嘉紀というFWに対して、さらに故障中の岡崎慎司。

この組み合わせはリードしている場面でどうしたいのか、ビハインドの場面でどうしたいのかが分からなかったです。

 

コロンビア戦やベルギー戦、リードして相手が前に出てくるところを浅野拓磨や永井謙佑といったスピードスターが裏をついていく。

ポーランド戦やセネガル戦で狭い局面で打開できる中島翔哉を投入する。

 

こうしたバリエーションが見れる選手選考ではなかったと思います。

ベルギーがフェライニを投入した時点で打てる策は本田圭佑を入れて高さの補強ぐらいでカードを持ち得ていなかった。

 

ファウルが怖い槙野智章、経験のない植田直通を投入するのは難しいでしょうし、世界レベルには達していないことが明確になった宇佐美貴史も使えない。

ベルギー戦では2枚のカードしか交代することをしなかったのではなく、出来なかったのが正解でカードが他になかったから。

 

リード、ビハインド、サイド補強、高さ対策。

色んなシチュエーションに対する選手選考だったかは疑問が残りました。

 

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史上もっともベスト8に近づきながらベスト16止まりとなった今大会。

最後のコーナーキック、吉田麻也と昌子源を上げて勝負にいったことが正しいかどうかも含めてリスクマネジメントが出来るチームであって欲しかった。

 

そういう面から見ると経験値のある岡田武史、目指すスタイルに魅力があったアギーレの再登板は夢があったのでないでしょうか。

 

ハリルホジッチの解任は当然の結果。

この短い期間でのチーム作りを日本人監督に託すのも理解出来る。

 

そして良いチームを作り上げ、選手の能力を引き出したのは間違いなく西野監督ですが、結果はベスト16。

試合の結果をみると1勝1分2敗。

 

そして全試合失点。

もう少し監督交代が早ければ何かが変わっていたのか。

 

たらればの話になりますが4年に1度のワールドカップですから、やっぱり期待も興奮もしました。

それだけに何かが違えばもっと上までいけたのではないか。

 

決勝トーナメントでブラジルと戦えたのではないか。

そう思うともどかしい気持ちが残ってしまいます。

 

4年後はすっきりとした大会にしてほしい。日本代表サポーターの一人として期待したいと思います!

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