昨年、時給1,000円のアイドルとして話題になりつつもテレビで見る機会もなく、単なる「ド素人の演劇」とまで散々な評価を受け、結果的に誰一人昇格できなかったバイトAKBが今年も機関限定で開催される事が発表されました。
バイトAKBはディップ株式会社が運営している求人型サイトバイトルとAKB48がコラボして生まれた企画。アルバイトで入社(?)してきた本当の素人がAKB48のメンバー入りを目指すという、まるで派遣社員や契約社員、それこそアルバイトで入社してきた人間が正社員を目指して安い給料でも我慢して働く現代社会の縮図のような企画でしたが結果は鳴かず飛ばず。
最終的にはグラビアまで披露するという素人集団に対しては過酷とも思える仕事をさせておきながら採用なしという
まさに現代社会を具現化した
のがバイトAKBでした。
その惨状は凄まじく、バイトAKBの企画は全く話題にならなかったAKBドラフト会議や地上波の放送が無くなった途端に無名のメンバーが優勝したAKBじゃんけん大会に匹敵するとも言われるほど。(他にも素人を集めたと言っておきながら元芸能人だった大人AKBも)
要するに二度とチャンスは無いと思われた「失敗企画」でした。
こりないバイトル
それでもAKB48を起用するディップ株式会社からすれば、多少なりとも話題性があり、ただのCMを打つより効果が高いと判断したのか今年もバイトAKBを結成する事にしました。
どうしても後進であるバイトルを広める為に必至になっているのは分かりますが、結局はイメージダウンな気がします。あの失敗企画のスポンサーでしょ、と言われるのが良いか悪いかは大人の判断でしょうが個人的には反対です。
それよりも求人の質だとかサイトの使い勝手とかユーザビリティの向上に務めた方がよっぽど健全な気がしますが、いかがでしょうか。
卒業前に酷使される島崎遥香
今回のバイトAKBでは島崎遥香がプロデュースする事が発表され、「ぱるる選抜」としてメンバー選考から関わっていくようです。本人は一番重視するポイントをビジュアル(=顔)だとし、その理由は「ダンスはできなくても練習するとできるようになるけど、顔は変えることができない」と名言。
これが韓国のアイドルでしたら「顔は整形すれば幾らでも作れるけど、ダンスや体型は変える事が出来ない」となりそうですが、島崎遥香らしい考えと思います。
ただ幾らAKB48からの卒業のタイミングを考え始めた島崎遥香とは言え、最近のハズレ企画への登板回数は目に余る感じがします。少し前なら川栄李奈がユーキャンの二番煎じ企画で見事な企画倒れを見せてくれましたが、現在では彼女がその担当となった感があり、イコール卒業を連想させます。
流行語にノミネートされるほどの塩対応と言われた彼女もプロデューサーの秋元康を始め、会社の方針には素直に従う傾向があるので暫く苦難の日々となるかもしれません。
バイトルは儲かっているのか
これだけの大きな企画を実施するのですから、それなりの広告費用は必要でしょうし、それ以上の金額を投資しているに違いありません。求人サイトは多数存在しておりバイトルが幾らAKB48を起用して集客したところで、そこまで大きな収益が見込めるとは思えません。
今ではなく数年後の将来も見据えた長期的スパンですが普通に考えれば、多少のコスト削減や費用対効果の見直しはしていると思います。
それが、どこに反映してくるのかと考えれば求人の質を下げることかもしれません。正確には「多少の条件が異なっていたとしても掲載する」ことかも。
あくまで予測の域を超える事はありませんが、使いすぎた広告費の回収方法については気になるところです。
管理人のアルバイト体験談
以前にパチンコ屋さんで働いたことがあります。理由は他の時給が良いから。
もちろんガールズバーとかで働いた方が時給は格段に高いのでしょうが、自分のような田舎っぺの小娘には敷居の高い(?)場所なので謙虚にしてみました笑
働いてみると時給が高い理由が分かりますね。まず腰が痛くなる前に鼻と喉がやられました。原因は換気の悪い店舗でタバコの煙を吸い過ぎたこと。バイトの後は、お風呂で洗っても洗っても髪が煙草臭くなってしまい母親に「タバコ吸ってるのか!」と詰問されたことも。
時給が高いところはそれなりの理由があるということ。
このバナーの通り頑張れば10万円稼げますが、喉鼻と髪の毛の犠牲は考えないといけません。
ここまで考えるとバイトAKBの時給1,000円。
結構魅力的に思えてきますね笑