2016年4月14日21時26分、震源地を九州地方の熊本とする震度7を観測する地震が発生。その後も断続的に余震が繰り返され震度4または震度5の地震が発生していましたが、1日強が経過した4月16日1時25分に、余震ではなく震度6強を観測する本震が新たに発生。
つまり短い期間において熊本を中心とした大地震が2度も発生し、大きな被害を出す結果となっています。
被災者の支援として何ができるのか
マスコミはこぞって本震災の情報を流していますが、どこの局においても「熊本が大変です」というだけで、ひどい局に至っては震災で壊れた建物、建造物などの持ち主や管理者に対して「今はどんなお気持ちですか」と聞くという無意味で神経を逆撫でするだけの報道を繰り返しています。
大きな揺れが続く熊本において被災者が困っていることは解りきったこと。
すでに憔悴している被災者をカメラに収める事に何の意味があるのでしょう。そうではなく、その大きな暮が続く熊本に対してテレビの前のみんなが何をすべきか、いち早く伝えるのがマスコミの仕事ではないでしょうか。
壊れた建物、憔悴してる被災者の人をテレビに無理やり映すより、この地域以外の人がいますぐなにしたらいいか教えてよニュース番組。
— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) 2016年4月15日
ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんも普段のキャラとは打って変わって、このような正論をツイートし反響をよんでいるとおり、支援物資が必要なら、何をどうすれば少しでも力になるのか、ボランティアが必要だけど受け入れ準備が整わないというなら、いつどこからどのようにしていくのか。
1人1人は微力かも知れませんが、1日も早い復興を祈るのは日本国民全員の願いだと思います。
リーダーシップのとれない政治家たちの姿
こうした大災害が発生した時には強いリーダシップが必要。残念ながら安倍首相は今日になって、ようやく「関係各所に支援体制をとるよう強く要望した」と談話を残しており、遅きに失する上に自身ではなく部下にリーダーを丸投げする姿勢を示しました。
今こそ徹底したリーダーシップが必要ですし、ここで取れないのなら戦争の際も、と思ってしまいます。
また民進党は民進党で公式ツイッターで自民党批判を展開し、国民から「今は政争している場合ではない」と呆れられる始末。アメリカやイギリスなど諸外国が次々と支援を表明している中で、受け入れるかどうかを検討し始めたのが現状。自民党も民進党も手を取り合い、より良い日本という国創りは勿論ながら、被災者の支援、救助の為にも協力して欲しいところです。
私達ができること
現状では支援金やボランティアの準備が最も数が必要な事だと思います。また微力でも支援物資を届けるということ。清潔な服や、火やガスがなくても食べられて日持ちがするもの。よく支援物資でありがちなカップラーメンなども初期段階では、お湯が確保できず食べられないことも多いです。またおにぎりなども賞味期限の問題があるので避けておくのが良いでしょう。
飲料水など腐りにくく、無数に必要なものやオムツ、哺乳瓶、ミルクなども不足しています。
※ボランティアの募集が始まりました。
4月14日に発生した熊本地震の災害ボランティアについては、現在受け入れ体制の準備を行っているところです。
体制が整い次第、募集を開始しますのでよろしくお願いいたします。
お問い合わせの際は、事前にリンク先に記載の注意事項等をよくお読みのうえ、ご連絡いただきますようお願いします。・熊本県災害ボランティアセンター(熊本県社会福祉協議会内)
〒860-0842 熊本市中央区南千反畑町3-7
電話:096-324-5436
ホームページ:http://www.fukushi-kumamoto.or.jp/top/default_c3.asp
災害に備えて
今回の熊本地震は南海トラフ巨大地震の前震であり、本震は別にやってくるとも言われています。緊急速報が流れた時に、また九州かと思わず、自分たちが被災者になる事も想定しておくべきでしょう。
特に家具や電化製品の固定などによる転倒防止や、日頃からの食料や飲料水の確保などは必須。場合によっては数日閉じ込められる可能性もある事を想定しておくべきで、今ではamazonやイオンスーパーなどで気軽にケース購入が出来る時代です。飲料水の購入を検討してみてください。
他にも防災士という災害救助と災害支援を専門とする資格を所有した方々が選び抜いた災害グッズの防災士厳選の防災グッズ36点セット【ディフェンドフューチャー】がオススメ。こちらは飲料と食料、そして断水時に困るトイレについても携帯用が完備しており、また寒さよけともなるエアーマットや、ソーラーパネル式のラジオまで被災者が必要なアイテムがそろっています。
疑問:緊急速報メールは役に立ったのか
震災の前にスマホ、携帯の緊急地震速報のメールが流れました。これは気象庁が地震を察知してから全形態に流しているものですが、現状ではメールから地震まで数秒しかありません。また慣れないメロディが四方八方から聞こえるため、携帯を取り出している間に地震がくるという課題もあります。
まだまだ、このシステム自体で震災の被害削減とは難しいようです。
最後に
今回の熊本地震は現在で死者を40人以上、重軽傷は1,000人を越すという東日本大震災以来の大きな災害となりました。忘れてはいけないのが日本というのは多くの断層が入り乱れている地震の多い土地の上にあるということ。
これからも、こうした地震を避けて通ることは難しいのは間違いありません。だからこそ自分の安全は自分で確保するという心構えが必要ですし、他の誰かが被災者となったのなら全力を上げて支援するべきだと思います。
それは政治家やマスコミも然り、私達のような国民一人一人も同様だと思います。
頑張れ熊本。言うは容易いですが言い続けるは難し。大好きな熊本が完全に以前の姿を取り戻すまで、心配ですが見守り応援し、支援していきたいと思います。