珍しく定時に帰られると思ったら上司に捕まってしまって飲みに行く羽目に。どうせ面白くないだろうなと思ったら下らない愚痴を聞かされた挙句に説教。不味い酒になったなと思えばトドメに割り勘・・・というように上司と飲みに行っても楽しい訳がないから行かないというサラリーマンも増えています。
2014年のアンケートによると約75%が行きたくないと考えているのが見て取れます。これを上司の世代から見ると「最近の若いものは全く・・・飲み会も仕事だろ」となるのでしょうが、それは昭和の高度成長期の時代だから通用シたもので、今は元々が安月給であり上が詰まっているので出世も出来なければ不景気で給与も上がらない。まして上司が面白い話もせず割り勘の飲み会などメリットがないどころかデメリットでしかなく当然だと言えます。
部下が飲み会に来ないと嘆く前に「来て貰えない理由」を改めるのが上司の仕事でしょう。
会社の飲み会を断るメリット
会社の飲み会を断る事で自分の時間を確実に確保する事が出来ます。3000円~4000円払って2時間(場合によっては2次会、3次会も)を無駄にするのなら、自己鍛錬に使う方が余程に有意義でしょう。
仮に2時間で4000円を使えるとして有意義に時間を使えるのなら私はこうします。
スタバで読書
紀伊国屋で買った小説や雑誌、ビジネス本を持ってスタバに行きます。本代はせいぜい1000円でしょうから、ここでは抹茶クリームフラペチーノ(510円)を注文。チョコチップなど豪華(?)にトッピングしても良いですね。
本を選んでスタバに行って受け取るまでで1時間でしょうから、あと1時間はのんびりスタバでくつろぎましょう。
足裏マッサージ
仕事で疲れた身体と内蔵の回復に足裏マッサージという手もありますね。こちらは30分で3000円程度でしょうか。
足裏には身体全体に繋がるツボがあると言われており、内蔵強化にストレス発散の効果もあります。嫌な飲み会でお酒を飲んで内蔵弱体にストレスを溜め込むより、遥かに有意義です。残った時間はスタバに行って抹茶・・・
一人呑み
少し小洒落た飲み屋のカウンターでも、大衆的な寿司屋のカウンターでもお酒とおつまみ程度なら充分に飲んで食べることが可能です。ビール1杯と日本酒1合、それに美味しい刺身の盛り合わせと枝豆、お豆腐でも4000円あれば大丈夫。お気に入りの店が出来たら気のおけない仲間を連れて飲みに来るのも良いですね。
飲み会するなら社外の人としよう
ざっくりとメリット、というよりその代わりにする事を並べて見ましたが、自分への投資に繋げる事が可能です。勿論、家に帰って資格の勉強をしても良いでしょうし社外の友人や先輩と会うのも良いですね。
基本的に飲み会は社内ではなく社外でするべきです。
社内の飲み会など小さな世界に過ぎませんから、そこから生まれる人脈も会社の中から出る事はありませんし、どれだけ凄い情報が聞けたとしても、それは社内の中での話です。
社外の人間との飲み会であれば、世間における情報を手にする事が出来ますし、社会の中での自分の立っている場所を再確認することが出来ます。また倒産や解雇などによって、もし会社を辞める事になった場合、助けてくれる可能性があるのも社外の人脈です。
どうせ飲み会に行くのなら積極的に人脈を増やす事を考えるのも一つの方法だと思います。
飲み会を断るオススメの理由
ここまでは会社の飲み会に行くぐらいならという話でしたが、実際に飲み会を断り続けると「なんだあいつ」「協調性がないな」といった悪口がチラホラ聞こえだして気不味い思いをするのも事実。また断るのも気を使ってしまいますので、出来るだけ誘いにくくする理由で断るのが良いでしょう。
ただ転勤族で2年ごとに職場が変わるような場合は適当にスケジュールが合わない事にするのも方法です。
金曜日は固定で予定を入れよう
大体の飲み会は花金、金曜日に設定されるものですから最初から金曜日の予定を埋めてしまえば誘われても参加できなくなります。単身赴任なら毎週帰る「ことにする」だけで飲み会に誘われなくなります。
また趣味の会合やヨガ、勉強会なんでも構いません。金曜日に予定があることが大事なのです。またノー残業デーが決まっている場合、そこも合わせて埋めておくと完璧です。
お酒が飲めない
お酒が飲めない人でも飲み会は好きだという方もいますが、ここでは「お酒が飲めず、お酒の席が苦痛である」事を最初に告げるのが肝心です。出来るだけ配属後すぐに伝えておけば、上司や同僚も追求シてきません。
ただ、これをすると「会社の近くでは誰とも飲めない」ことになり諸刃の剣です。
小遣い制度でお金がない
飲み会に行きたいがお金が払えないので、こう言われてしまうと無理に誘うことは難しいものです。万が一、上司が出してくれる場合には「気を使ってしんどいから」と断ってしまいましょう。
飲み会に行かないデメリットはない
会社の飲み会に行かないと同僚と意思疎通が図りにくかったり、他の部署との交流がなかったりと仕事に支障が出る事を堂々と言う上司が多いですが、それは飲み会に行かない社員が解決すべき問題ではなく会社の問題です。
そんなものは会社組織が解消すべきで飲み会の問題ではありませんから、デメリットなどありません。
冒頭に述べた通り、若者が飲み会に参加しないのは若者が悪い訳でもなんでもなく時代に合わせた反応を示しているだけです。そして、その時代を作ったのは上司の世代です。
遠慮なく飲み会を断って充実したプライベートを満喫して欲しいと思います。