モバゲーの大ヒットで一躍大企業に成長し、プロ野球の横浜ベイスターズのオーナーとなったDeNA。
過去にはGREE(グリー)と人気を二分しつつも独占禁止法違反による立入捜査の結果、排除措置命令を受けていたり、モバゲーの人気コンテンツだった怪盗ロワイヤルをはじめとした提供ゲームにおいて、射幸心を煽ることと一部アイテムがガチャから出にくくするコンプガチャ騒動を巻き起こしたり、楽天なみに問題の多い企業が今度はキュレーションサイトとして運用していたWELQ(ウェルク)が大炎上し、全て非公開になる騒ぎを起こしました。
一般常識では考えられない、企業として論理感はどうなっているのか。
多くのユーザーに、もはやDeNAのサービスは利用しないとまで言わしめる問題について個人的な思いをまとめたいと思います。
キュレーションサイトの意味
キュレーションサイトとはインターネットを中心とした情報をまとめたサイトを指し、元々は図書館など幅広い書物の管理者であるキュレーターからきた造語。
近年では個人サイトや様々なニュースなどをまとめて自己コンテンツとするサイトを指す事が多く、こちらも問題になった2ちゃんねるのまとめサイトもキュレーションサイトの一部です。
簡単にいえば他人のふんどしで相撲をとるパクリサイトになりやすいサイトのことですね。
問題点
他人が調べてまとめたサイトを引用、または丸々すべて転載することで成り立つため、引用された側が損をする(労力を利用される)こと、またどうしてもキュレーションサイトの物量をgoogleが評価してしまうことにより検索結果で上位にきてしまうことから、キュレーションサイトに対する非難は多く見られています。
それでも件の2ちゃんまとめサイトも同様でしたが、個人がアフィリエイト収入目的で運用しているため、そこまで騒ぎが大きくなることはありませんでした。
それを企業が組織ぐるみで行ったうえに、さらなる問題を起こしたのが今回のWELQ(ウェルク)大炎上問題です。
WELQ(ウェルク)大炎上問題
WELQ [ウェルク] | ココロとカラダの教科書と名付けられたHP上で行われていたのは他人のサイトを切り張りした結果本来の趣旨から外れた記事か、または他人のサイトをリライト(語尾や書き方などだけを修正する)した結果正しくない内容の記事を大量生産するものでした。
いたずらに不安感を煽るような「あなたは病気かもしれない系」の記事と「医学的根拠のない」記事を大量にgoogle検索に登場させて広告収入を得ようとした(得ていた)行為に対して、当然ながらネットでは大炎上。
さらに「記事に問題があった場合の通報フォーム」を設けることで収拾を図ろうとするなど本来記事に問題がないかどうか企業として確認する行為を放棄して第三者に無償でやらせようとする厚顔無恥さが反感を買い、最終的には全記事非表示となったのです。
死にたいと検索する
死にたいと検索するとWELQの記事が表示され、最終的に心理テストの広告にたどり着く。つまり死にたいと思い悩んだ人に対しても広告収入を得るための記事を書けるのがDeNAという会社です。
炎上するのも納得。
今回の大炎上を受けて
WELQをはじめDeNAが運用していたキュレーションサイト9つ全てが非表示となりました。キュレーションサイト全てが悪とは言えないにしてもDeNAの企業方針は常識外れで当然の結果。今回の大炎上の原因は
色んなサイトからパクった
結果であり企業として、あまりにお粗末なものでした。
しかし、ネット上にブログを書く立場として、最低限のルールは守ろらないといけないな。と改めて思うとともに、アフィリ報酬がもっと欲しいと切に願うのでした(´・ω・`)