90分間という試合の中で、何がしたいのか何を目指しているのか。
まったくもって理解のできない、ただただ時間が過ぎていっただけとしか表現のしようのない展開。
サイドでボールを受けても、その後どのように進めていくのか。チームとしての基本戦術すら姿を消してしまったとしか言えません。
ハリルホジッチが目指す縦に速いサッカー。幻のように消えてしまい、ただ縦に放り込んでボールを失うサッカーへと変化した今、監督を交代する以外の選択肢があることに驚くばかりです。
今すぐでもハリルホジッチを解任し、新しい日本のサッカーを取り戻す時ではないでしょうか。
つまり、、、怒ってます(´・ω・`)
ウクライナ戦総評
セットプレーから槙野智章のヘディングシュートによるゴールが決まったものの、ウクライナによるオフサイドトラップの失敗によるものであり、決定的な場面を作ることはほとんどありませんでした。
ワールドカップの出場を逃し新しいチームを立ち上げたばかりのウクライナに対し、防戦一方と評価しても差し支えはない日本代表は、まるで20年前のチームを見ているようでした。
選手採点
マリ戦に続いて辛口になります。
選手だけの問題ではありませんが、俺がこのチームを引っ張る!という気持ちの見える選手が不在なのは、ワールドカップに向けて不安が残ります。
GK 川島 永嗣
採点6
派手さはなかったが安定した守備を披露し、槙野智章と植田直通の初めてのコンビに対し、後ろから指示を飛ばし続けていた。
2失点目は視界の外からだったか。
安定はしてるだけに、一つと流れを変えるようなビッグセーブが欲しい。
DF 酒井 高徳
採点2
相変わらずいつもの酒井高徳。終始バタバタしており、相手に攻撃の起点を作られ続けた。
パスミスも多くロングボールをかぶるなど、相手フォワードに決定力があれば失点の原因となっていた。
本田圭佑との連携も今一つで、あわやオウンゴールの場面も。
DF 植田 直通
採点5
本職のセンターバックで出場も見せ場を作ることはできなかった。
積極的にシュートを放つなど、チームを鼓舞するプレイもあったが肝心の守備では一対一に不安を残す結果となった。
DF 槙野 智章
採点5
1得点は気持ちで押し込んだゴールか。
ウクライナの攻撃に手を焼く場面が多く一対一でも負けることが多かった。
経験豊富なディフェンスリーダーとは言い難く、見せ場はゴールだけだった。
DF 長友 佑都
採点7
日本代表の中で最も攻撃に貢献し、最も技術の高いプレーを見せた。
久しぶりの出場となった柴崎岳とのコンビネーションは今ひとつだったが、原口元気と連携し左サイドを突破する場面が印象的。
もう少し低い位置からでも正確なクロスを入れることができれば、より脅威になるはず。
それでもベテランとして、何をすべきかよく理解できていた唯一の選手だった。
MF 長谷部 誠
採点4
相変わらず安定はしているが、自分のプレーで精一杯。
相手のプレッシャーに屈する場面もあり、チーム全体に気を回すことができずキャプテンとしての役割を果たすことできなかった。
チームの中心であるはずの選手がニ試合とも途中交代する現状は問題か。
MF 山口 蛍
採点3
相手の早い攻撃カウンターを仕事ができず、攻撃に顔を出そうとするもポジショニングが今ひとつ。
MF 柴崎 岳
採点5
槙野智章にぴたりと合わせたフリーキックは見事だったが、90分の中で消えている時間が多すぎた。
解説の藤田俊哉と鈴木隆行が語っていたように一人で状況を打開するようなプレーが見られず、結果としてパスをカットされる場面が増え続けた。
もう一枚後ろのボランチ、もしくは逆三角形型の中盤のほうが特徴が生きるかもしれない。
FW 本田 圭佑
採点2
よく走ってよく守備をしていた。
それだけの印象。
こうした苦しい試合でこそしっかりとボールをキープし、時にはロングシュートを放つなどチームを鼓舞するプレーが、ベテランとも言える彼に求められるノルマであるはずだが、今日の試合ではノルマを達成することはできなかった。
FW 原口 元気
採点5
本田圭佑同様しっかり走って、よく守備をしていた。苦しい場面にしっかり顔を出しスプリントを繰り返すなど、打開しようと奮闘する姿が見受けられた。
ただクラブチームの好調さをウクライナ相手に見せることはできなかった。
FW 杉本 健勇
採点1
ウクライナ相手に全くボールを収めることができず、ほぼ何もできなかった。
足元に欲しい場面でも裏へボールが出てしまうのはチーム戦術の問題か。
FW 小林 悠
採点なし
前節のマリ戦同様に何度も動き直しを繰り返し、ボールを呼び込もうとしていたが相変わらずボールが来なかった。
FW 久保 裕也
採点なし
本田圭佑に代わって出場、シュートチャンスで決めることができず、酒井高徳との連携も今一つだった。
MF 中島 翔哉
採点なし
自分で状況を打開出来る数少ない選手としてアピール。
後半のジョーカーとしての地位を高めた。
MF 三竿 健斗
採点なし
ボールを遠くに運べず近くの選手へのショートパスに終始したためリズムを作れず。
ただ、それは守備固めで起用すべき選手にジョーカーの役割を与えた監督の責任。
FW 宇佐美 貴史
採点なし
プレー機会に恵まれず。
ハリルホジッチ
採点0
もはや素人が監督しているレベル。