遅きに失するハリルホジッチの解任劇。
西野強化部長の監督就任は明らかな消去法であり、沈みゆく船の舵取りを任されてしまった印象は拭えません。
解任するべきタイミングは2回ありました。
1つはグダグダだったアジア予選終了後。
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そして無策無縁で敗戦した韓国戦。
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どちらも事なかれ主義でしかない議論を避けた結果、このタイミングになったのは残念ですが、西野監督に期待するしかありません。
せっかくのワールドカップですから楽しめるサッカーを見せてほしいと思います。
※西野監督がメンバー27名を発表。
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西野監督が目指すサッカー
ガンバ大阪で披露していたサッカーから攻撃的な監督と言われることが多いですが、そのメンバー構成やアトランタ五輪、ヴィッセル神戸での起用を見る限り、攻撃的にも守備的にもチームを構成出来る監督です。
よく言えば柔軟ですが、正しくは軸となる選手に合わせた戦術で固定する傾向にあります。
またセンターラインを外国人の個人能力に頼る傾向が強いので、そこは日本代表の監督としてどうなのか疑問が残ります。
現実的な23人が選出されるか
ロシアW杯に向けたサッカー日本代表のメンバー発表まで残されたのは5月30日のガーナ戦のみ。
これでは新戦力のテストは難しく、過去に実績のある選手が選ばれることになるでしょう。
GKは人数が焦点となるか
オーソドックスな選出であれば3名の選手となりますが、フィールドプレイヤーを多く選出するためにGKを2名とする国も見られます。
出場停止やケガを考慮すれば3名となりますが、チーム事情を考えると2名もありえるでしょう。
ただ、その2名は当確の選手となりそうです。
◎川島永嗣
◎中村航輔
○東口順昭
△林卓人
△西川周作
川島永嗣と中村航輔は間違いないでしょう。
第3GKについては最近の選出はガンバ大阪の東口順昭が多かったですが、チーム事情を考えるとサンフレッチェ広島の林卓人や、浦和レッズの西川周作というサプライズ選出も考えられそうです。
サイドバックは兼任含めて4名
こちらは専任3名とセンターバックまたは守備的な中盤と兼任1名の4名体制が打倒でしょうか。
ハリルホジッチ監督により酷いトラウマを植え付けられた宇賀神友弥に挽回のチャンスを与えてほしいところですが・・・
◎酒井宏樹
◎長友佑都
○酒井高徳
○車屋紳太郎
△遠藤航
右サイドに酒井宏樹、左サイドには長友佑都。
この2名は確定かつスタメンとして出場することは間違いないはず。
控えについては左右どちらのポジションも(低いレベルで)こなす酒井高徳が一歩リードしていますが、もう一枚は車屋紳太郎か中盤も兼ねて遠藤航になりそうです。
センターバックは吉田の相方探し
ここも4枚の選手が確定しており、サプライズ発表はまったくなさそう。
吉田麻也の相方が誰になるのかだけが焦点です。
◎吉田麻也
◎槙野智章
◎昌子源
○植田直通
△水本裕貴
△中澤佑二
順当に上4人で決定しそうな西野ジャパンのセンターバック候補ですが、ひょっとしたらガンバ大阪時代の教え子でもある水本裕貴や、横浜マリノスのベテラン中澤佑二という強さのある選手起用もあるかも知れないですね。
ポイントは吉田麻也の相方探しですが、現時点では槙野智章か昌子源になりそうです。
中盤は4-3-3と仮定して
恐らく西野監督は現システムである4-3-3をベースにすると予想。
さらにトップ下をおく三角形ではないかと思います。
◎長谷部誠
◎山口蛍
◎香川真司
○井手口陽介
○今野泰幸
○中村憲剛
○大島僚太
△三竿健斗
△清武弘嗣
不動のキャプテン長谷部誠は衰えが見え始めたが代わりのいない選手であることは間違いなく、実績でリードする山口蛍や香川真司も当確。
残す3枠ですが西野監督の過去の傾向から万能的で守備に貢献できる選手と、攻撃のアクセントとなる選手で構成するのではないでしょうか。
前者は井手口陽介や今野泰幸、後者は大島僚太と中村憲剛となります。
トップ下の控えとして清武弘嗣を選出する可能性もあり中盤は予想がしにくいポジションです。
予測不能な最前線
今回の西野監督が選出するメンバー23名において、もっとも予想が立てにくいのが前線の「3」のポジション。
今回は誰が選ばれてもおかしくない=絶対的な存在が不在なだけに、監督も悩みどころでしょう。
◎本田圭佑
◎乾貴士
◎大迫勇也
○久保裕也
○原口元気
○岡崎慎司
○杉本健勇
△浅野拓磨
△中島翔哉
△小林悠
△宇佐美貴史
△伊東純也
!江坂任
右サイドはメキシコのパチューカでの活躍が著しい本田圭佑が少しリードするか。
久保裕也も一時期のキレがなく宇佐美貴史や浅野拓磨にポジションを明け渡すのではと考えます。
左サイドは乾貴士がスタメン候補。キレの良いドリブルは相変わらずで、原口元気同様に攻守に貢献できるのが魅力です。
最前線は大迫勇也のサブとして高さのある杉本健勇、または運動量がある岡崎慎司か。
経験値という点では岡崎慎司がリードしますが、センターフォワードは誰も得点を重ねていない状態だけに判断が難しいですね。
サプライズがあるとすれば大宮アルディージャから柏レイソルに移籍した江坂任。
万能型のフォワードとしてと1トップから2トップへの変更オプションとなり得る存在で、西野監督好みの選手です。
基本フォーメーションとスタメン
西野監督が採用するフォーメーションですが3バックや4-4-2といった変更は行わず、ハリルホジッチ監督の布陣をベースとするのではないでしょうか。
そこから守備の約束事や攻撃の展開方法など約束事を決めていくと予想します。
ロシアW杯までに残された時間を考えると、実績があり連携度に問題がない組み合わせが基本となるでしょう。
この他に中盤以降を川崎フロンターレの選手を中心にして連携を図る方法も考えられますが、現実的なのはこのフォーメーションに、このスタメン。
ここから相手に合わせて様々な色付けがされるはずです。
ワールドカップは4年に一度のお祭りなので、楽しませほしいですね!
頑張れニッポン!!