ジャニーズ事務所がTOKIOの山口達也との契約解除を発表しました。
SMAPの時と同じく、初期対応のまずさが目立つ事務所に対する批判の多さが今回の結果を加速させた感は否めませんが、当然ともいえる遅すぎた決断と言えるでしょう。
今後のサポートが不可欠と言い切ったジャーニーズ事務所が、どのようにサポートしていくのか。
ジャニーズの天下だった時代に終わりを告げようとする出来事となりそうです。
一方で山口達也を欠くことになったTOKIOの解散は待ったなしで、25周年をもって、それぞれの道を歩むことになるのではないでしょうか。
被害者の女性に責任はない
山口達也の事件(不起訴とはいえ)について被害女性に対して、ネット上では心無い言葉が多く見られますが、彼女には責任も間違いもなにもありません。
ただ46歳のおじさんに襲われるという被害にあった「被害者」でしかなく、落ち度は全くないでしょう。
女性が男性の部屋に行く意味が理解出来ていないなどの声もありますが、TOKIOのメンバーが声をかけてくる、ましてや共演者で尊敬、憧れ、そしてテレビで見る有名人から誘われたのです。
その辺を歩いている46歳のおっさんの家とは意味が違います。
彼女には落ち度はありません。
例えTOKIOが解散しても、その責任を彼女が感じる必要はありませんし、彼女を責めるのはお門違い。
責任も落ち度も山口達也にあります。
アルコール依存症と強制わいせつのどちらが問題なのか
元々は女子高生に「キスを強要した」ことが問題になっていましたが、報道が進むにつれて「アルコール依存症」が問題視されるようになっていました。
最終的には「朝からお酒臭かった」やら「車が通っている道路を横断していた」など山口達也の人間性を問題視するような報道が目立つように。
今回の騒動の本質は強制わいせつだったはず。
アルコール依存症は別問題で強制的にでも専門施設や病院に入院させて解決するかどうかで、それは病気の問題です。
もちろん、お酒に酔っていたという前提はありつつも、アルコール依存症だから強制わいせつが起きた訳ではないので、切り離して考えるべきでしょう。
それが出来なかったのがジャニーズ事務所であり、皮肉にも出来ていたのがTOKIOの4人でした。
それにしてもお酒が原因で1ヶ月入院しておいて、退院した日に焼酎を1本空けるという行為を行っておいて「アルコール依存症ではない」と言い切れるのは、まさにアルコール依存症の気がします。
TOKIO4人での活動
SMAP同様、TOKIOと共に青春を歩んだ方も多いでしょうし、現役でファンの方も多い。
最近はヒット曲がなかったとはいえ宙船など有名曲も多いグループだけに、音楽活動をしないというのは寂しくて仕方ありません。
山口達也の復帰は茨の道から、実現不可能に近い道となりましたが4人での新生TOKIOとして活動していってほしいものです。
今年中の解散が現実的と言われる中ですが、4人のメンバーに何の罪もありません。
連帯責任が必要なのかどうかについては、論議する必要もないはずです。
紅白歌合戦をはじめとしたNHKの番組では難しいでしょうが、ミュージックステーションなどでは、やっぱり見たいグループの1つです。
TOKIO解散の時期は
噂される解散の時期は年末ではないかと言われています。
出演していたCMは次々と自粛となっていますが、出演番組も多いグループだけにスポンサーやテレビ局との調整、そして25周年の消化がそこだとも。
TOKIOまで解散となると、嵐がいるとはいえジャニーズ事務所の時代の終焉が見えてくるだけに一つの時代が終わろうとする寂しさもあります。
安室奈美恵の引退を始めとした小室ファミリーと呼ばれた歌手が一線から消えていき、浜崎あゆみらが表舞台に出なくなり、ジャニーズ事務所が終焉を迎える。
90年台に青春を過ごした自分のようなおじさんは寂しくなりますね。