最後のコーナーキックの場面、ゆっくり上がる吉田らの姿を見た瞬間、決まれば勝利だが外せばカウンターを防げるのか。
嫌な予感は的中し、最後の最後で力尽きた日本。
決して強いチームではなかったですが、模範とすべきと言われ続けたメキシコのように個人技と組織力の融合した良いチームだったと思います。
悔しい。
非常に悔しすぎる敗戦。
ブラジルと戦う日本が見たかった。
GK 川島永嗣
採点 3
後半に2つビックセーブも3失点。
相変わらず守備範囲が狭く飛び出しは皆無。
唯一、飛び出したコーナーキックで中途半端なパンチングでピンチを広げ、相手のヘディングをセーブできず失点に繋がった。
またしてもミスによる失点は言い訳が出来ない。
DF 酒井宏樹
採点 6.5
前半からアザールら攻撃陣をケアしつつ効果的な攻め上がりでクロスを供給。
全試合で安定したプレーを披露したが、最後は足が釣っていた。
右サイドを支配していたが、流動的に動き始めたベルギー相手にマークが中途半端になる場面も。
DF 吉田麻也
採点 5
ルカクを抑えることには成功したがフリーでシュートを打たれる場面も多く、相手のミスに助けられる格好。
他のカバーまでは手が回らなかった。
ディフェンスリーダーとして3失点は失格か。
DF 昌子源
採点 6
相手の攻撃に対して粘り強く対応。
楔のボールにもしっかりと食らいついていた。
DF 長友佑都
採点 6
乾貴士・香川真司と左サイドの起点を作り、守備でも身体を張って対応。
最後の場面はレッドカード覚悟で止めて欲しかった。
シュートの意識が欲しい場面が散見したのはマイナス。
MF 長谷部誠(CAP)
採点 5
2失点目はフィライニに力負け。
ルカク、アザールにもパワーで苦戦するなど相性が悪かったか。
ビルドアップの場面も柴崎におんぶにだっこの状態で、少しコンディションが悪そうに見えた。
MF 柴崎岳
採点 7
前半はパスミスも多くイエローも1枚。
それでも後半に原口へのアシストは強いチャレンジによるもので、ミスを恐れず勇気を持って勝負した結果。
守備への切り替えも早くベルギーのカウンターを着実に潰していた。
最後の場面で柴崎がいたら、と思わせるプレーだった。
MF 香川真司
採点 6
乾貴士のゴールを生み出したトラップ。
狭い場面でもしっかりと繋ぐ能力。
後半80分過ぎの本田へのパスは見事だったが、ファーストシュート以外にゴール前で得点の気配がしなかった。
MF 原口元気
採点 6.5
見事な先制点。
一瞬迷ったようにも見えたが、それがフェイントとなってゴールを演出。
ワンチャンスをものにした。
ほとんどを守備に費やしたが結果は残した。
MF 乾貴士
採点 6
2点目は素晴らしいシュート。
長友佑都と香川真司と左サイドを形成し、攻撃でも貢献したがボールロストの場面も多く、採点の難しい選手。
前半にはゴール前に侵入しヘディングシュートも放つなど気持ちがみえた。
FW 大迫勇也
採点 7
前半終了間際の場面は集中して欲しかったが、ポストプレーでチームを助けた。
疲労していたが90分フル出場。
岡崎慎司や武藤嘉紀らが控えていたが、前線で替えることの出来ない貢献をしていた。
MF 本田圭佑
採点 5
2失点後に登場しチームに落ち着きをもたらした。
80分過ぎの香川からのパスを決めていればヒーローだった。
最後のコーナーキックの場面は残り時間を考えて、もっとじっくり、そして最低でもキーパーが触れない位置に蹴らなければならなかったはず。
MF 山口蛍
採点 3
登場してすぐに入れ替わられてピンチを招く。
その後もチームのバランスを崩す動きで、リズムに乗れず。
西野監督の采配
2得点後の采配がどうだったのか。
特に1失点後、相手が高さを利用して攻勢に出た時間帯に本田圭佑の投入でキープ力と高さを補強しても良かったはず。
また長友佑都を前に上げて乾貴士を守備的な選手と交代させるなど落ち着かせる時間を作って欲しかった。
柴崎岳の交代もバランスを崩すことになったのは残念。
最後のコーナーキックで吉田麻也と昌子源の両方を上げたのは勝負に出た結果なので評価。
ベルギー戦の感想
悔しい!
とにかく悔しい試合でした。
2-0になった時は勝利がよぎりましたね。
ひょっとして、ひょっとするかも。日本が勝つかも!と。
しかし、ここまで期待を持たせてくれたことは嬉しく思いますし、ベルギー相手に勝てる試合だったのは見事でした。
これでW杯から姿を消すのは残念ですが、ニューヒーローも誕生した大会、楽しかったです。