不動産業界にとっては年に1度の大イベントとなる宅建士の試験が終わりましたね。
Twitter上では様々な意見が飛び交っていますが、試験会場のスタバなども阿鼻叫喚の絵図だったようです。
今回の宅建士の試験の速報回答や合格ライン予想を交えつつ、個人的な感想も含めてまとめていきたいと思います。
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試験問題について
今年の試験レベルは1問1問を見ていくと簡単と分類されると思います。
特別な知識や複雑怪奇な問題文は見当たらず、参考書と問題集の知識の範疇で解ける問題が揃っていました。
反面、過去問や市販の予想模試の丸暗記では厳しく「きちんと勉強しているかどうか」が問われる傾向にありましたね。
ヤマを張った分野に深く入り込むより、広く浅く知識を持っている方が有利だったのではないでしょうか。
民法は厳しい問題が多かった
前半戦となる民法問題については例年以上に、知識がしっかりあるかないかで差がついたかも知れません。
難易度にばらつきがあったのが大きな特徴で、知っていれば簡単だったという問題が多かったと思います。
後半戦となる26問目以降の難易度が低かっただけに、ここが今回は合否の分かれ目だったかも。
なお今年は勝手に隣の家の屋根を直しておいて法律を要する事態になるというサザエさんもびっくりな事案が発生。
さらに「入試で受かったら家をやる」といっておいて家を燃やすという事案も発生するなど問題文がカオスだったのも特徴ですね。
いったいどのような話し合いで、こんな問題になったのか(´・ω・`)
宅建業法は簡単だったかも
まず選択肢が基本的なものが多く、かつ基本的な選択肢が正解の問が多かったので得点を稼ぎやすかったと思います。
なにより個数問題が少なかったので、ここは満点の方も多いはず。
改正ポイントだったIT重説や報酬問題が登場しましたが、どちらも基礎知識で解ける問題だったのも難易度を下げていましたね。
法令上と税は難易度低め
捨てる項目とされがちな贈与税・所得税・建築基準法などの難問が見当たらず、事前の暗記で対応できたのが特徴です。
深い知識より広い知識が必要となると、ここは稼ぎどころになったのではないでしょうか。
合格ラインについて
各サイトが予想合格ラインを発表しており、例年よりやや高めの予想が多いですね。
個人的には35点+αかなと思います。
高得点者も多かったでしょうが、今回は勉強の仕方が「合わなかった人」には厳しく20点台も多かったのでは予想します。
よって最低でも35点、最高で37点が合格ラインではないでしょうか。
自己採点35点は厳しいか
宅建の合格ライン。
なんだかんだで35かな。
問題は簡単だったけど、広く浅く拾っていないとこぼす問が多かった。
— ねこあんど (@nekoand24) 2018年10月21日
ここ2年の宅建士試験の合格点となる35点。
試験の目標は、ここでしたが今回の試験のレベルだと、ちと厳しいかも。
祈りの36点
各社の合格ラインは35〜38点と見られており、実質36点がボーダーになるかも知れません。
合格発表まで気が気でないのは、ここのグループになりそう。
安泰は37点以上か
過去に類を見ない37点以上の合格ライン。
今年の宅建レベルだと37は有り得るかも。
反対に37点以上、取れていれば一安心かも知れないですね。
個人的感想
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こちらの記事でも書きましたが過去問頼りの勉強では、かなり厳しくなってきています。
民法については過去問の知識と予想模試の知識を併せて、さらに問題を読む練習が求めらていました。
法令、税法は過去問が基準でしたが、宅建業法など法令改正も交えて、理解学習が求められています。
試験の難易度は抑えめになりましたが、勉強の仕方、求められる知識量という意味では難しくなっていますね。
結果はさておき、今年の試験も終了しました。
あとはビール片手に開放感を楽しむだけです!
合格ラインが32ぐらいに下がって、多くの人が合格出来ますように!!
かんぱーい(´・ω・`)