トルクメニスタン相手に経験不足、リーダー不在を露呈した日本代表ですが、見事勝利でグループリーグ突破を決めることができるのでしょうか。
試合の採点と感想を書いていきます。
予選リーグ オマーン戦
2019年1月13日 22:30キックオフ
結果 1-0 win
試合時間が2時間30分遅くなり気温が下がったこともあり、初戦よりは軽やかに試合に入った日本代表。
ビルドアップの場面では遠藤航をセンターバックの間に置くなど、課題だったリスク管理を徹底し、さらに両サイドをワイドにすることで中央のスペースを作るなど改善の形は見受けられましたね。
一方で選手交代が遅すぎたり修正すべきポイントに指示が出ないなど、森保監督については2試合続けて不満が残る内容でもありました。
ホームでの親善試合では強い。
しかし国際試合にばるとバタバタする。
まるで加茂監督を彷彿とさせる指揮官に、これからの日本代表を任せて大丈夫なのか。
そんな心配を抱く試合でした。
GK 権田修一
採点 5
危ない場面もあったが無失点。
大きなミスもなかったがディフェンス陣とのコミュニケーションが相変わらず良くなかった。
試合に出れば出るほど評価を落としてしまっている。
DF 酒井宏樹
採点 7
堂安を追い越す動きを繰り返すなど再三の突破は見事。
右サイドを制圧していた。
DF 吉田麻也
採点 5
相変わらずディフェンスラインを統率出来ず味方との連携もコミュニケーション不足も改善されず。
縦へのボールも引っかかる場面が多く、守備も不安定だった。
この選手のコンディションが上がってこないと日本の守備は苦しい。
DF 冨安健洋
採点 6.5
吉田をフォローするかのように獅子奮迅の動き。
クレバーな守備で酒井宏樹の上がった右サイドまでカバーしていた。
強い縦パスを何度か通すなどビルドアップでも貢献していた。
DF 長友佑都
採点 5
不安定な吉田麻也が気になるのか守備の場面で中に絞るのが早くサイドを使われる場面があった。
原口が空けたスペースを上手く利用していたがクロスは今ひとつ。
守備ではあわやPKかというプレーなど少し迷いが見えた。
MF 遠藤航
採点 7
もはや日本代表に不可欠な存在になりつつあるリオ五輪のキャプテンはピッチで躍動。
危ない場面に確実に顔を出し、タイミングを見てはボール奪取からカウンターの起点になるなど攻守に獅子奮迅の活躍を見せた。
ミドルシュートの意識が出てtくるとセントラルミッドフィールダーとして世界に通用する選手へと期待させる動きだった。
MF 柴崎岳
採点 5
今日も縦への意識は高かったが通らないパスが多かった。
前に出るタイミングが掴めないのか、前線でボールが落ち着かないからなのかペナルティーエリアに顔を出す場面はなし。
もう少しゲームを掌握するようなパスワークが欲しい。
MF 原口元気
採点 4
PK奪取もエリア外だったような・・・そもそもファウルじゃないような・・・。
試合から消える時間が長く、90分起用されたのが不思議なぐらいの出来だった。
カウンター
MF 南野拓実
採点 6
裏への抜け出しは完璧。
そこから得意な形に持っていく動きも完璧。
ただ、そこからシュートを打っても打っても入らないのは運もなかったか。
90分同じ動きができれば怖い選手になれるはず。
MF 堂安律
採点 6
前半2分に挨拶代わりの縦への突破を見せるなど、中への切り返しだけではないところをアピール。中島翔哉の代わりにボールキープ力を発揮する場面もあったが、相変わらず酒井宏樹との連携が良くない。
堂安が中に切り込んで酒井宏樹へスルーパス。
こうしたプレーが多く見られると、得意の左足を使う場面も増えるはず。
まだ、その他1人のプレー。
FW 北川航也
採点 4
南野にスペースを作るためにいる男。
センターフォワードとしてシュートチャンスを作れなかったのでは評価出来ず。
まだ代表は早かったかも。
FW 武藤嘉紀
採点 2
時間を稼ぐわけでもゴールを狙うわけでもなく、カウンターの起点にもなれなかった。
オマーン相手にボールかファールを取られるだけだった。
MF 伊東純也
採点 ー
残り時間は少なかったが2つ見せ場を作りシュート1本。
ワンポイントなら仕事が出来るところを披露。
監督 森保一
採点 1
決勝トーナメントを決めたことは評価だが2試合続けて交代枠を余らせる采配は理解出来ない。
イエローカードをうけていた南野拓実や堂安律は後半途中から体力的にも厳しくなっていたが、南野は90分出場。
またしても余裕のない采配を見せたのは大いなる疑問。
恐らくウズベキスタン戦では11人総替えとなる可能性が高いが、アジアカップでいっぱいいっぱいな監督にワールドカップは荷が重い。
そう感じさせる采配だった。
本当に森保監督で大丈夫なのか
やはり余裕を全く感じさせることもなく選手枠も余らせてしまう采配。
試合展開もベンチワークも単調で、すでに引き出しがないのはかなり厳しい状態だと思います。
青山の起用する場面はどこなのか。
塩谷や乾ら代役選手の活かし方はどうなのか。
ひょっとしたら中島翔哉・南野拓実・堂安律を起用すること以外に術がないのかも知れない。
もともとサンフレッチェ広島でも1つの戦術に固執し、相手に対策されたら勝てなくなった監督だけにワールドカップまでの4年は長い気がします。
アジアカップ終了までに動き出す必要がある気がしますが、日本のサッカー協会にそれは望めないでしょうから、森保監督の覚醒に期待したいと思います。
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