決勝トーナメントの準決勝の相手はイラン。
今のアジアでは最も選手層が厚く強いチームなことは間違いありません。強靭なボディコンタクトを好むプレイスタイルは日本が苦手とするところ。
森保監督の采配が鍵を握ります。
試合の採点と感想を書いていきます。
ベスト4 イラン戦
2019年1月28日 23 :00キックオフ
結果 2-0 win
前半は予想以上にボールを持つ場面があったものの1対1では、力負けすることも。
ドーハの悲劇を思い出すような個人の技術差は埋め難いものを感じました。
それでも勝てるのが日本代表のサッカー。
よく勝てたという思いもありますが、次は決勝。とても楽しみですね。
あとイランのモラル低過ぎ。
GK 権田修一
採点 3
開始早々に良いプレーをみせてリズムに乗るかと思えば、またしてもパスミスからピンチを招く。
シュートをセーブする場面が少ないので何とも言えないが、お世辞にも褒められたプレーはしていない。
DF 酒井宏樹
採点 4
前の堂安がボールをキープ出来ないので攻め上がるタイミングが掴めなかった。
サウジアラビア戦で足を痛めているのか日に日にプレーの質が落ちており、絶対的な存在感は見せられなかった。
後半開始早々には集中を欠いたのか危険な位置でハンドを犯した。
DF 吉田麻也
採点 6
キャプテンマークは重そうだがプレーは安定。相手の攻撃がロングボール主体だった前半は空中戦を富安に任せてカバーに従事。
我慢強くプレーした。
DF 冨安健洋
採点 7
空中戦を見事に制圧。
酒井と連携しながら相手のフォワードを完封していた。
この大会で欠かせない選手となったか。
DF 長友佑都
採点 6.5
以前のような激しい上下動は見られないがタイミングを見た攻め上がりで効果的なクロスを供給。
守備も粘り強く安定していた。
MF 遠藤航
採点 6.5
高くて強い相手にも力負けせず、守備のタスクを果たした。
柴崎との連携も良くディフェンスラインの前でハードワークも故障は残念。
MF 柴崎岳
採点 6
縦に急がずチームに落ち着きをもたらすプレー。
回数は少なかったが、前に飛び出す動きで相手に混乱を与えた。
守備でも貢献するなど徐々にコンディションが上がってきた。
MF 原口元気
採点 5.5
開始早々にファーストシュートでチームに勢いをもたして、ファイナルシュートで試合を終わらせる。
相手のボディコンタクトにドリブルを止められる場面もあったが、最後に意地を見せた。
MF 南野拓実
採点 6
抜け目なく大迫の先制点をアシストし、後半19分にはPKを獲得。
消える時間も多かったが、よく走り貢献していた。
あとはシュートを決められれば文句なし。
MF 堂安律
採点 5
前半はボールが足に付かずカウンターのチャンスでボールロストが目立った。
運動量はあったが特徴を見せることは出来ずイランに力負け。
FW 大迫勇也
採点 8
トラップが流れるなど少し本調子ではなさそうであったが、求められる起点となりながら2ゴール。
やっぱり大迫半端ない。
MF 塩谷司
採点 6
遠藤の故障によりスクランブル出場となったが2点リードしたチームでタスクを果たした。
DF 室屋成
採点 6
難しい出場だったが安定したプレー。
MF 伊藤純也
採点 なし
監督 森保一
採点 4
選手交代は故障対応によるもので評価しにくいが、ゲームプランは狙い通りだったか。
リードしてから試合の終わらせ方をもっと明確にしたい。
アジアでは結果が出る
大迫が前線にいるか、いないか。
個人に頼ったサッカーと揶揄されながら、決してチームとして完成度は高くないながら、1対1で勝てないながら。
色んな問題があっても、やっぱりアジアでは勝てる事が多くなってきましたね。
ザッケローニもジーコもハリルホジッチも、アジアでの試合で苦戦して内容も悪かったにも関わらず結果が出るので監督交代のタイミングがなかったのも事実。
イランに勝てた事は良かったですが、今大会を通じて森保監督で良いのかは考えなければならないと思います。
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