不動産に関連した仕事をしている人にとって大イベントである宅建士の試験。
年1回の実施でありながら、合格率が15%程度に設定されているので、なかなか狭き門となっていますが、少しでも得点をアップしてサクラサクとしたいものですね。
ここ数年の宅建士の試験傾向を踏まえながら、残り30日を切ったところから平均点を5点引き上げる勉強法を紹介します。
こんな方におすすめ
- 平均点が30〜38点と安定しない
- 過去問はやり尽くしている
- 試験に不安がある
今回はこの3つに該当する方におすすめする宅建士の勉強法。
短期間で平均得点を上げるには、宅建士の試験についてを知った上で短期間の勉強法が必要なので、それに特化していきます。


宅建士に合格するおすすめの短期間勉強法
短期間で宅建士の平均得点を上げるためには取捨選択が重要になります。
この取捨選択をどのようにしていくのか。これについて漠然と問題を解くのではなく、何を捨てて何を拾いに行くのか。
目標は宅建士の試験に合格することです。
全ての知識を身につけて100点満点をとることではありません。
あくまで合格するための勉強に大きく舵を切ることが重要です。
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46問目以降はギリギリまで勉強するな!
大事なことなので最初に言います。
宅建士の試験に出てくる46問目以降は残り1日の時点で勉強し始めても十分。
なぜなら毎年出題ポイントが同じであり、ある程度は常識で回答しても正解するからです。
後で説明しますが、当日試験会場で勉強してもなんとかなったりします。


宅建士の試験における取捨選択とは!
残り30日で宅建士に合格するためには、まず自分の得意不得意を知ることからです。
正確にはすでに知り得ている得意な分野、問題と不得手なものを明確化していきます。
ここまで宅建士の試験勉強をしてきたのであれば以下の2つについて、理解していると思います。
毎年のように出題される問題
不得意なテーマ
毎年のように出題される問題については宅建士の試験において捨てることは出来ません。
それが不得意なテーマであれば最重要な攻略ポイントとなります。
例えば35条や37条といった契約書と重要事項に記載すべき内容などは毎年のように出題されており、法改正が行われて間もないテーマは拾うべき問題です。
一方で用途地域と用途制限のように、今から覚えるには量が多すぎる上に出題されない年度がある問題は、過去問と予想問題の出題を丸暗記だけします。
出来る限り頻出問題は抑えていきますが、どうしても苦手意識がある場合は諦めるのも1つです。
大事なのは、どこで得点を稼いで38点を取るのかを決めていきます。
宅建士の予想問題で38点を取る
先にも書いたとおり宅建士の試験は100点(満点の50点)を目指す必要はありません。
合格することが目標なので予想問題では38点(ー5点の33点)を目指します。
30日間で得点を上げるには1日1つの予想問題と解けなかったところ、悩んだところの復習。
そして頻出問題の見直しを25日繰り返すのが理想です。
つまり予想問題は25回分用意する必要があります。
この投資を高いと感じる場合は25回という回数を減らし、頻出問題と法改正に時間を使って下さい。
宅建士の試験は頻出問題+法改正+予想問題で構成されているといっても過言ではありませんので、この3つを徹底して勉強していくのがおすすめです。


オススメの予想問題集はこちら!
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5点アップさせる勉強スケジュール
残り30日で宅建士の試験に合格するための5点をアップする勉強スケジュール例です。
30日前~6日前
とにかく予想問題を解いて知識を増やす。ここまで来たら予想問題で出題されていない項目はおまけと考えて、出題された問題の周辺を勉強する。
プラスで頻出問題を覚える。
予想問題に特化する理由は頻出問題+法改正を同時に抑えられること。
取捨選択を自動的に行なってくれることで、どの問題が出やすいのか調べる手間を省くことでラストスパートの時間を有意義に使えます。
5日前~2日前
ここまでの予想問題で解けなかった問題に再度挑戦して予想問題で満点が取れるようにする。
それ以外は余裕があったら程度として、予想問題から出題されることを祈る。
(ただし46問目以降はのぞく)
この時点で解けない問題は、これ以上の勉強をしても解けない可能性が高く捨てることをおすすめします。
予想問題から外れた箇所から出題されたら仕方なしと割り切ることが重要となります。
ここでの考え方で大事なのは解ける問題を落とさないことであって、解けない問題を解けるようにすることではありません。
残り5日を切ってからは徹底した思い切りをもって宅建士の試験に挑まないと中途半端になりがちです。
1日前
46~50問目に特化して勉強する。
いわゆる5点免除の対象となる46問目以降は毎年同じ問題しか出題されず、出るポイントも決まっています。
そのため直前の暗記で十分対応可能です。
試験当日
2時間前に試験会場に向かい、各予備校が配布する試験予想問題を貰って学習する。
試験会場の周辺でTACや資格の大原などの資格試験の予備校が宅建士の出題ポイントを配布しています。
特に46問目以降の予想は、それだけ勉強しても4点取れると言えます。
2時間程度余裕を持つことで見直しの時間と、最後の暗記の時間が確保出来るのでおすすめ。
宅建士の試験を5点アップさせる方法まとめ
宅建士の出題傾向はここ数年で大きく変化しているので、過去問はあくまで予想問題を解くための準備となります。
よく「過去問やってみたら●点だった」という方がいますが、正直あまり意味がありません。極端に言えば過去問が解けなくとも予想問題が解けていれば宅建士の試験対策は出来ています。
残り30日で5点アップさせて38点を取るための勉強方法をまとめると以下の通りになります。
毎年出題される問題だけを勉強する
苦手な頻出問題は過去+予想問題を丸暗記
予想問題を毎日解く
46問目以降は最終日で十分(不安なら2日前)
市販の予想問題集を購入すると、出題傾向や予想が載っているものもあるので、それを頼りにしても良いですね。
最後の30日は長いようで非常に短いです。
特に社会人の方にとっては限られた時間での勉強となりますので、どう勉強するのかよく計画することが必要です。
しっかり対策すれべ38点のラインで戦えるようになるのが宅建士の試験であり、勉強法を間違えると30点前半から伸び悩むのも宅建士の試験。
合格目指して取捨選択しつつ頑張って欲しいと思います。
この記事を読んだ後に見て欲しい