史上初の男女同時優勝が目されたE-1日韓戦は、そのスコア以上に力の差を感じさせるような、見ているのが辛くなる試合でした。
森保監督が就任してから抱えている問題点は、今現在も改善されず相手が守りに入るまで一方的な展開に持ち込まれるという、いつもの敗戦。
今こそ森保監督を解任して次に進むべきタイミングだと思いますし、現状はすでに限界を迎えていると思います。
うそだろ。
これでも監督が解任されないんだぜ。
ハードプレスをかけられたら何も出来ず失点。
サイドの裏は穴だらけ。
メンバーが変わってもフォーメーションが変わっても1年間同じ弱点のままなんだぜ。#E1サッカー選手権
— ねこあんど(ドラクエウォーク本気出す) (@nekoand24) December 18, 2019
森保監督が解任すべき理由
もともと森保監督の就任自体が正しかったのかは疑問でした。
ハリルホジッチから西野朗への交代は愚の愚ともいえる行為でありながら、結果「だけ」が残ったことから日本人監督路線に舵を切ったことが大きな要因であり、決して森保監督がベストと判断されたものではありません。
確かにJリーグで連覇を果たすなど一定の結果は残していますが、そのJリーグにおいても1つの戦術しか使用できず研究された結果、全く勝てないチームとなった結果も見なければなりません。
あえて言うなら森保監督に日本代表監督は荷が重いのではないかと思います。
繰り返し露呈する日本代表の弱点
2019年は4つの完敗があった年でした。
- アジアカップ決勝のカタール
- コパ・アメリカのチリ
- キリンチャレンジ杯のベネズエラ
- E-1 サッカー選手権の韓国
この4試合はすべて同じ戦術によって敗戦した試合です。
1つはハイプレスによる機能不全に陥ったこと。
もう1つはサイドの裏のスペースを蹂躙されたこと。
この2つの弱点はメンバーが代わっても、ディフェンスラインが4バックであっても3バックであっても全く改善されることはありません。
そう考えると、すでに森保監督の引き出しは限界に達しているのかもしれません。
采配能力に疑問あり
サッカーの監督に必要な能力に戦術力と戦略力があると思っています。
戦術力は試合に入るまでの選手選考からチームの組み立てなどを指しており、戦略力は実際の試合における修正や選手起用を指しています。
この2つの観点で見ると戦術力は前述したとおりとして、戦略力の欠如が浮き彫りになってくるでしょう。
E-1日韓戦において、特に前半は弱点であるハイプレスによって圧倒的劣勢に陥りました。
ここで取るべき戦略としては王者の手法であるパスワークでいなすのか、ハイボールで逃げていくのか、うまく時間を使って相手の気概をそらすのかなどなどが考えられますが、森保監督のチョイスはパスワークです。
これが不正解で3-4-2-1のフォーメーションの4の部分。この両脇に追いやられて囲まれて奪われてカウンターを繰り返す展開は見るも無残でした。
この試合においてのボランチは田中碧と井手口陽介だったことを考えても別の選択肢に修正すべきだったと思いますが、失点後も同じ展開の繰り返しとなります。
不自然なぐらい下手な選手起用
今回のE-1選手権において注目は横浜Fマリノスの仲川輝人でした。
Jリーグにおいて右サイドを幾度となく突破し続けたMVPプレイヤーをシャドーで起用。これが全くハマることなく、持ち味はを全く発揮出来ないまま大会を去ることとなりました。
1点を負う場面において得点力のある鈴木武蔵を下げて、最も得意な右サイドに全く活躍出来なかった橋岡大樹を残してのshadow起用。
全く理解が出来ません。
毎回のように呼んでおきながら頑なに起用しない久保建英と同じで、ひょっとしたら強い個を持つ選手の扱いが苦手なのかも知れません。
彼らを含めて他の選手にチャンスを与えず、こだわり続けた中島翔哉、南野拓実、堂安律のカルテットも徐々に崩壊している今となっては育成も成熟も出来ていないチームとなりつつあります。
森保監督の功績について
悪い点ばかりではなく良い点も書くべきかなと思ったのですが、何がありました?という状況。
唯一、冨安健洋の発掘が考えられますがボランチや右サイドバックでの起用などもあり、今ひとつ中心選手とはなりきれていないのが現状です。
前線は大迫勇也頼みですし、ゲームメーカーの柴崎岳も絶対的ではなく、ディフェンスラインの顔ぶれは変わらず。
そして最大の利点であり功績とすべきU-23との兼務は、どちらもボロボロの状態です。
現状を見ると功績は見当たらないかも。。。
さあ森保監督を解任しよう
元々、監督選考に問題がある中で兼務するということは森保監督にとっても不運だったと思います。
今の結果を見る限り荷が重いと言えるのは明らかです。
ここは森保監督にはU-23代表に専念して頂き、日本代表の監督を辞任して頂きたい。
それが叶わぬのなら解任しよう。
そろそろ世界で勝ってきた経験を持つ名将に率いられる日本代表がみたいものです。